劣等感でしぬ!!!

適当に頑張って生きている

歯がない

口に出すとラノベの略したタイトルみたいだ。歯がない。総入れ歯というわけではなくて、一本、永久歯がないという話を今回はしようと思う。

 

前回の悲しみを込めたエントリもなかなかかわいそうで今読み返すと面白いけど(警察にも届けたけど全然音沙汰ないからまだ大きな空白がある)、最近やっぱり自分の文章はおもしれえなと思ったのでまたちょこちょこ書いていこうかなと思う。復帰第一弾は歯がない話だ。

 

私とリアルのお友達な人と、一度会ったフォロワーさん(実在してた)は知ってる話なんだけど、左の上の犬歯がない。ぽっかりと空洞になっている。

なぜかというと、18だか19だか20だかくらいの時分まで乳歯がそこに鎮座しており、抜いた後も永久歯が一向に生えてこないからである。

高校の時に歯科検診があって、普通に奥歯の方が虫歯になりかけていたと結果が出たので親と一緒に歯医者に行った。一応言っておくが、ママと一緒じゃないと怖くて歯医者さんに行けないという訳ではなく、クソ田舎は車がないと歯医者のところにたどり着かないのである。

そこで一度見てもらったのだが、なんだかやたらとレントゲンを撮られたりした。その時は奥歯にできかけている虫歯のことだと思っていたので、そんなに悪いのか!? 全然痛くないのに……と不安になっていた。そして親を呼ばれ(めちゃくちゃやべーやつではとすごくビビった)、「虫歯は今日にでもすぐ治せますけど、一本乳歯がありますね。そっちの方が問題ですね」と言われたわけである。あまりに予想外の方向で私も母もあっけに取られているうちに虫歯の治療が行われた。

 

何回かの相談の結果、「いずれ自然に抜けるはずだからその時に考えましょう」ということになった。いずれ自然に抜ける時期は既に通り過ぎているはずなのだが、プロの歯医者が言うのだからきっとそうなのだろうと思って帰った。それから1年か2年経っても抜ける気配はなかった。ぐらぐらして抜けそうになることがあったわけでもなかった。

 

ここから先は記憶が確かでないので時系列が正しくはないかもしれないが、それはそれでフェイクを入れられたと思って聞いてほしい。

 

大学受験前に余計なことはするまいと、抜くことはやめにしていたのだが、無事大学に合格したため歯をなんとかしようということになった。私は別に一生乳歯でもネタになりそうだったので構わなかったのだが、なんだか虫歯になりやすいだとかで抜いた方がいいよと言われた。

麻酔をかけて、なんか頭蓋に響くハチャメチャな音を立てて無事に乳歯は引っこ抜かれた。初めの日に撮ったレントゲンには永久歯ががっつり映っており、抜いたらいずれ生えるでしょうと言われた。生えてくる場所が狭いから変なところから出てくるかもしれない。八重歯程度なら放っておいてもいいが、矯正がいることになるかもしれない。それは生えてきてから考えましょうと言われた。

今、歯はない。生えてこないのだった。

 

 

そういうわけで左の上の犬歯はない。形成されているけれど歯茎から出てこようとするガッツが感じられない。引きこもっていやがる。

特に不便はなく、歯茎がむき出しになっているからと言ってものが食べられないこともなく、それまで通りの生活をしている。たまにリンゴとかを丸かじりすると一か所だけ食いきれてなかったりする程度で、むしろ口を完全に閉じていてもストローから飲み物が飲める特技ができたくらいである。

意識して歯を見せようと思わない限り犬歯は見えないので、何度も話した人でも歯がないことに気づかないこともある。犬歯がないことを気にして生きていることはほとんどない。歯はたくさんあるのだから、一本くらいないところで全く問題はないということなのだろう。

テーマが大して面白くなかったかもしれない。前回に比べると圧倒的に少ない量だ。それでもツイッターなんかに慣れているとこれだけの分量を書くと楽しくて仕方がないので、また何か書こうと思う。中学生の時に、体育の時間に骨折した話でも書きたい。